我が家の春の風物詩のひとつに「筍」があります。
知り合いの方が竹林を持っていて、春になるとお裾分けしてくれます。もちろん良かれと思ってでしょうけど、正直、気が重いです。
筍はすぐにアクが回るので、掘ったらできるだけ早くゆでてしまわなくてはいけません。
今回は我が家に到着したのが掘ってから丸2日経った後。かなりエグイのが想像されます。

30cmほどの長さのが3本。少し控えめにしてくれて嬉しいです。前は10本くらい来て、箱を開けた途端に目眩がしたものです。
糠はこの日のために捨ててなかったので…というか我が家の糠は筍をゆでるためにしか使わないんだけど…まだたっぷりあります。
いちばん大きな鍋でも2本しか入りませんので、順番にゆでることにします。
皮に切れ目を入れて、糠をたっぷり入れたお湯に投入。柔らかくなるまでコトコトゆでます。30分くらいかな。。。
ゆだったらそのまま冷まします。

あら熱がとれたら皮をツルツルと剥いていきます。どんどんどんどん小さくなって、30cmあった筍があっという間に15cmくらいになってしまいました。
皮は山となり、糠で配水管が詰まりそうになり、台所はさんざんな有様ですが、旬の味のためです。
なんたってタケノコは「竹かんむり」に「旬」ですからね。
ここで休むとめげてイヤになっちゃうので、すぐに鰹だしで煮込みます。みりんとお酒とおしょうゆで味付けして、よく味がしみたらんそのまま冷ましておきます。
食べるときにワカメを加えてもう一度、温めれば、若竹煮ってわけです。
おそるおそる味見をしたら…セーフ!
ちょっとほろ苦いというか、ひっかかる気もするけど、舌がしびれるほどエグくはない。そこが大人の味よね〜ということにしておこう。
でも、本当に申し訳ないが、半日大騒ぎして出来るのはわずか。どうも割が合わないような気がする。
一度でいいから言ってみたい。
筍はゆでてから送って〜〜〜!