
いわゆる男の料理の代表選手。つまり細かい作業がないってことです。ローストビーフを焼いてくれる男性がいるなら必要ないレシピですけどね(笑)。

■材料■
牛ロース・ブロック肉→500g以上
塩・胡椒→けっこう多め
おろしニンニク→一片
その他ローズマリーなどの肉に合うスパイスをお好みで。
ジャガイモ、にんにく、パプリカ、アスパラガスなど付け合わせに好みの野菜を用意します。
ローストビーフソース(グレイビーソース)は作ると大変なので出来合いです。
ローストビーフに付きもののホースラディッシュも最近はチューブで売ってますので手に入りやすいです。タコ糸は1kg以下のお肉ではあまり必要ではないですが、気分が出るので使ってみてください。
本当は1kg以上あった方がいいのですが、そんなにたくさん作っても食べきれないし、これくらいがスーパーなどでフラっと行って手に入る限界です。1kg以上作りたいときは、2〜3日前にお肉屋さんに予約しておきましょう。
■作り方■

1.オーブンを170℃に設定して余熱のスイッチを入れます。
ブロック肉に塩、胡椒をたっぷりすりこみ、(ニンニクが苦手でなければ)おろしニンニクをまぶします。好みでローズマリーなどのスパイスを使ってもいいです。
塩をしてから長くおくと固くなりますから、あまり時間をおかない方がいいです。

2.フライパンを強火で熱し、肉の表面を焼き固めます。短時間でよいのですが、肉汁を閉じこめるためにしっかり焼いてください。

3.オーブンに肉を入れます。小さいので170℃で20分くらいで焼けます。オーブンのクセがありますので、15分過ぎたら焦げないように気をつけてください。焦げそうになったらアルミホイールをかぶせます。
この間に、ジャガイモを4つに切って10分ほど下ゆでして、ニンニクは皮を剥いておきます。アスパラを付けたいのなら下ゆでします。

4.焼けたらアルミホイールで包んで30分寝かせます。
まるのままのニンニクと下ゆでしたジャガイモをオーブンに入れて、160℃で20分ほど焼きます。パプリカやアスパラガスは10分ほど後から入れます。

5.断面ショーです。切ったばかりでちょうどいいように見えますが、どんどん火が通ってしまいますので、もっと生っぽく仕上がってもいいくらいです。加熱時間が長すぎたかも。もしくはもっと大きなお肉を使いましょう。1kgで170℃で焼くと30分くらい、2kgくらいだと1時間以上かかります。200℃で焼くレシピもありますが、家庭用のオーブンで小振りの肉を使うとたいてい火が通りすぎでしまいます。
コンベクションオーブンのときは、フライパンで焼く替わりに230℃で10分焼き、80℃に温度を下げて焼き上げるということもできます。中心温度を測れる温度計を持っているならば50℃くらいでミディアムレアに仕上がります。
ようするに自分のオーブンのクセを知って、適切な時間さえわかれば怖くない! それゆえ奥が深いとも言えますが。
カットするときは柔らかいお肉なら厚めに贅沢に切れますが、安いお肉のときは薄く切ってサラダやサンドイッチでいただきましょう。